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VSCodeでLaTeX環境構築(Win, Mac対応, BigSur対応)

2020-11-05

みなさんこんにちは!つるおです.
この記事では、専門用語等全く知らない方も、見よう見まねで環境ができあがるように意識して説明します。
最終的にできあがる環境は、VSCodeでtex編集+ビルドできる環境になります。

使用するツールやインストールするものについて

Tex Liveについて(Windowsの場合)

WindowsでLaTeXを使うために、Tex liveというディストリビューションを利用します。要は、TeXを使うための標準的なファイル一式をまとめたものです。

MacTexについて(Macの場合)

MacでLaTeXを使うために、MacTeXというディストリビューションを利用します。要は、TeXを使うための標準的なファイル一式をまとめたものです。

VisualStudio Codeについて(Windows, Mac)

Microsoft製のエディタです。拡張機能などで幅広く機能を拡張することができます。

環境構築

Tex Liveのインストール(Windowsの場合)

まず、配布サイトに移動して、install-tl-windows.exeをクリックし、インストーラーをダウンロードしてください。
そして、ダウンロードしたファイルをダブルクリックし、以下の手順に従って作業を進めてください。

step
1
SmartScreenをかいくぐる

下図のように詳細情報をクリックした後、実行してください。

 

 

step
2
そのままNext

 

step
3
そのままInstall

step
4
インストールが進行する

step
5
そのままインストール

ステップ4の途中、下図のようなインストーラが起動します。

step
6
インストールが進行する

 

step
7
インストールが完了する

閉じるをクリックし、1つ目のインストーラもcloseをクリックする。

MacTexのインストール(Macの場合)

まず、配布サイトに移動して、MacTeX.pkgをクリックし、インストーラーをダウンロードしてください。
そして、ダウンロードしたファイルをダブルクリックし、画面の指示に従ってそのままインストールを進めてください。

今後の説明で、「ターミナル」という単語が出てくる場合、下図のアイコンのようなアプリケーションを起動してください。
また、コマンドを説明する際、$ brew -vというように$記号から始まる文字列で記載しますが、皆さんは$記号以降を入力してください

step
1
LaTeXパッケージのアップデート

以下コマンドをそのまま実行してください。

$ sudo tlmgr update --self --all

パスワードが求められるので、普段Macにログインする際に入力するパスワードを入力してください。

注意ポイント

入力したパスワードは画面上には表示されませんが、裏できちんと入力されています。

ポイント

環境によりますが、アップデートには10分〜60分程度かかります

step
2
LaTeX用紙サイズをA4に設定

以下コマンドをそのまま実行してください。

$ sudo tlmgr paper a4

VisualStudio Codeのインストール(Windows, Mac両方)

まず、配布サイトに移動して、お使いのOSにあったものをダウンロードしてください。
そして、ダウンロードしたファイルをダブルクリックし、画面の指示に従ってそのままインストールを進めてください。
Macの場合はZipアーカイブを解凍し、中にあるアプリケーションデータをApplicationディレクトリ(フォルダ)に移してください。

LaTeX Workshopのインストール(Windows, Mac両方)

VisualStudio Code(以下VSCode)のLaTeX向け拡張機能をインストールします。
以下の手順に従って作業を進めてください。

step
1
VSCodeの拡張機能ページに行く

step
2
LaTeX Workshopを導入する

検索窓に latex と入力し、表示される LaTeX Workshop をクリックします。
そして、 install をクリックし、画像のようになれば完了です。

ビルド用ファイルの用意(Windows, Mac)

step
1
必要ファイルの準備

任意のエディタで新規ファイルとして、以下をコピペする。

# LaTeX
$latex = 'uplatex -synctex=1 -halt-on-error -file-line-error %O %S';
$max_repeat = 5;

# BibTeX
$bibtex = 'upbibtex %O %S';
$biber = 'biber --bblencoding=utf8 -u -U --output_safechars %O %S';

# index
$makeindex = 'upmendex %O -o %D %S';

# DVI / PDF
$dvipdf = 'dvipdfmx %O -o %D %S';
$pdf_mode = 3;

step
2
必要ファイルを設置

ステップ1で作成したファイルを .latexmkrc というファイル名で保存する。
保存する場所は、Windowsの場合 %USERPROFILE% 、Macの場合 $HOME です。

ポイント

Windowsの %USERPROFILE%C:¥Users¥<ユーザー名> の場所のことです。

Macの $HOME は /Users/<ユーザー名> の場所のことです。

VSCodeの設定を変更(Windows, Mac)

step
1
設定画面を開く

step
2
詳細設定画面を開く

step
3
以下をコピペして保存する

{
  "latex-workshop.latex.outDir": "out",
  "latex-workshop.latex.recipes": [
    {
      "name": "latexmk",
      "tools": [
        "latexmk"
      ]
    },
  ],
  "latex-workshop.latex.tools": [
    {
      "name": "latexmk",
      "command": "latexmk",
      "args": [
        "-silent",
        "-outdir=%OUTDIR%",
        "%DOC%"
      ],
    },
  ],
  "editor.tabSize": 2,
  "latex-workshop.view.pdf.viewer": "tab",
}

使い方

新規ファイルとして .tex 形式のファイルを作成し、LaTeXの構文に従って文書を書きます。

ビルド・プレビュー方法

Windowsの場合

ビルド:Ctrl + alt + b 同時押し

プレビュー:Ctrl + alt + v 同時押し

一度プレビューしておけば、以降保存するたびに自動的にビルドされ、プレビューに反映されます。

Macの場合

ビルド:command + option + b 同時押し

プレビュー:command + option + v 同時押し

一度プレビューしておけば、以降保存するたびに自動的にビルドされ、プレビューに反映されます。

サンプルコード

\documentclass[10pt]{ujarticle}

\usepackage[dvipdfmx]{graphicx}
\usepackage{here}

\begin{document}

\section{植物}
植物について

\subsection{りんご}
りんごについて

\begin{figure}[H]
\centering
\includegraphics[width=8cm]{images/apple.jpg}
\caption{林檎の図}
\end{figure}

\subsection{ばなな}
ばななについて

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